沖縄の声
本日、沖縄出身の山梨の大学一年生のU君(バリトン)のレッスンをしました。今まで高校生の時に数回、Skypeでレッスンしたしたが、本日、初の対面レッスンでした。やはり、沖縄の声は一味違います!ラテン系と言う感じです。沖縄の声に、永田の発声指導は、最強の組み合わせですわ!(笑)
View Article専門家面している事が恥ずかしく成った
ジュゼッペ・ダニーゼが、ジュゼッペ・ヴァルデンゴにレッスンしている音源を発見!聴いているうちに、私のレベル如きで先生やっている事に恥ずかしさを覚えました。この世界、理屈では限界があり、それより先の世界は、まさに悟りの世界!ニュアンスが判らねば、才能無いのであろう。周りより少し位歌えたからと言って、天狗になる事が如何に愚かな事か!
View Article高度な調整法
ヴァルデンゴへのレッスンで、同じ母音で、同じ音高でも、前後の音形により、処理が異なる事を感じました。更に、時間軸に対するバランス化の概念もあるのではと思っています。アペルト気味、コペルト気味、この調整において、ある程度アペルト(正しい)で出しても平気な喉が必要な事も学びました。
View Article現代のオールドスクールのバリトン
ジョルジョ・ザンカナッロは、ヌッチや、カップッチルリ、ブルゾンよりも発声が整っているにも拘わらず、それらの歌手の影にかくれていたと言う事は、やはり、オールドスクールの歌い方に近い故の事では無いかと思われるのです。時代の流行!?それが、オペラとは何なのか!?と思わせる現代の歌唱技術衰退を招いた発端となる出来事では無いかと思われるのです。
View Articleナザール歌唱
ナザール歌唱とは、鼻声歌唱です。前へ前へ!とするメソッドにセットとなっています。前側歌唱は、鼻に抜かねば、すぐに喉が壊れてしまうからです。モダン歌唱とは、ナザール歌唱と言い換えても差し支え無いのでは無いでしょうか?ナザール歌唱集の動画です。どこかで良く聴く声ばかりです。
View Article充分な声とは?
黄金期のバリトン!マリオ・アンコーナの歌声は、充分な声とは何か?を教えてくれます。最高音のGの出方は、現代のベルヌーイ効果頼みの声楽家は、「胸声が強過ぎて詰まっている」とか何とか言うに違い在りません。(笑)私は、凄い!と思います。
View Articleジョルジョ・ザンカナッロのレッスン
ジョルジョ・ザンカナッロのレッスン動画見付けました。生徒はやはりそっくりな歌い方になりますね。深くて、縦に埋まった声です。ザンカナッロは、決して横に引きずらないので、古典的なニュアンスなんだと感じます。
View Article何故音大のオペラの授業はモーツァルト作品が多いのか?
これは、小劇場的な日常的、お茶の間的ニュアンスにおける表現に特化し易く、発声の技術が未熟でも、何とかお芝居として成り立ってしまうものだからであろう。レオンカヴァッロの「道化師」の中の、劇中劇が、そのままオペラに成ったようなものである。そんな事を思いながら、とりとめもなくまた動画作成してしまいました。
View Article感想やご質問について
時々、メールで、発声に対するご質問や、blogの感想をメールで頂く事があります。レッスンお申込み以外のメール内容には、個人的なメールでは基本的にお応えしておりません。blogに使える内容と判断した場合に、blogでお答えする事はあります。質問などは、やはり仕事として扱わせて頂いておりますので、レッスンの時にお願い致します。blogも、仕事の一部ですから。(笑)何卒、ご理解ご了承の程お願い申し上げます。
View Article黄金期の名バリトンが歌うモーツァルト
現代のフィガロとは、随分と様子が違うようです。テンポはやはりゆっくりと、声はしっかりと埋まり、決して流していませんね。エットレ・バスティアニーニが、カラヤンと喧嘩に成ったのも、発声のスタイルによる必然性をカラヤンが否定したからでしょう。声の素人が、権限を振りかざし、プロ職人を否定!これが、劣化、崩壊の始まり!と言うケースは、各界でも良くある事なのでは無いかと思われます。(笑)
View Articleスクイッロが多すぎるバリトン!?
シルヴァーノ・カッローリの事です。凄まじきスクイッロとアクのある声!この声の傾向は、やはり舌の隆起度の高さにも関係している事が、映像からも判ります。スクイッロは、出口を狭める事と、喉頭を下げる事の二つの要素で成り立つようです。しかしながら、あまりにもそれに偏ると、柔らかな要素が無くなってしまう事もリスクとして在るのだと思われます。
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