大ホールの後ろの壁に届くように!?
良く、大ホールで歌う時に、「客席の一番後ろの壁に飛ばすように!」などの指導を耳にする事がありますが、如何なものかと思われます。(笑)そんな浮き足立った気持ちで、声が飛ぶわけないでしょうに!実際は、逆です。自分の体内に、力が溜まって行くように仕向ける事が、結果的に声を飛ばす事に成るのです。その事についての動画を作成致しましたので、貼り付けておきます。
View Article汚い声
グレートシンガーには、必ずと言って良い程の汚い声があります。特に、スタジオなどの残響が無い場所での録音は、それが顕著に表れます。まずは、綺麗と美しいの違いを理解する事から始めねば、日本の指導の質の向上は望めないでしょう。
View Articleバッソ・カンタンテの声
私の声は、バッソ・カンタンテですが、バスとバリトンの区別が分からない人は、バスと言うと、バッソ・プロフォンドの事だと限定して認識しているようです。バッソ・カンタンテとは、「歌うバス」ですが、軽めのバスで、バッソ・プロフォンドには無い、艶と輝きがあります。動画は、バッソ・カンタンテと思われる声です。
View Articleパッサッジョ域で判る技術
その場の派手さを選ぶか、先の事を考慮し、パッサッジョ域でキューゾするか!?パッサッジョ域でキューゾすると、身体への負荷が増えますが、結果的に、声が長持ちし、しっかりとした地盤の基に歌えるのです。その身体への負荷を、力みだと感じるから、永遠にベストポジションに行けないのです。今日もまた、発声哲学を動画で語ってます。(笑)
View Articleドイツリート専門の方々
ドイツリートの発声も様々だと思われますが、一般的な日本人によるドイツリートの歌い方は、息遣いを多用したものであり、グランドオペラとは別ジャンルだと思います。従って、その歌い方が、そのままオペラにも通用するなどと思うのは、明らかに現実認識を誤っていると思います。しかし本物の黄金期におけるリート歌手の声は、オペラにも通じるものを感じさせます。ゲルハルト ヒュッシュの演奏です。
View Article喉開き幻想
深い声を聴くと、さも、声道が広がって良く響いているんだろうなあ!と思ってしまうのですが、それは、まるで手品に騙された観客のように、錯覚しているだけなのです。詳しくは動画でご覧ください。
View Articleグランドオペラ歌える歌手のドイツリート
正統的イタリアオペラの発声で歌える歌手が、ドイツリート歌うと、ドイツリート専門の歌手より、喉の声が多い事に気付くのであった。特に喉の声が少なく、綺麗に歌おうとするリート専門歌手は、その時点でのイタリアオペラの発声は無理!ブンダーリッヒは、両方歌える稀有な歌手でした。
View Articleヘルマン・プライが歌うドニゼッティ
やはりリート的なニュアンスですね。パッサッジョ域で決して止めず、流して歌ってます。ちなみに、私、バイエルン国立歌劇場の来日公園で、「マイスタージンガー」の民衆のエキストラで出演した時に、ヘルマン・プライがマイスタージンガーだった事を記憶しています。ダブルキャストで、テーオ・アダムだったかな?プライの声は、大ホールでは飛ばない声でした。そう言えば、スクイッロは少ないですね。...
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