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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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アルフレード・クラウスについて

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学生時代から、巷ではクラウスの事を「発声の神様」と言っていました。
どうも私には、その意味が解らずに、違和感を覚えていました。
やはりモダン歌唱によるナザールマスク歌唱であり、ステロイドにも頼っていた事実を聞くにつけ、やはりそのようなマスコミによる論評やキャッチコピーを鵜呑みにしてはいけないと思いました。



音楽大学の声楽について

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これは、世界中の問題でもあり、モダン歌唱を生み出す根元でもあります。
何故なら、基礎訓練は程ほどに、音楽性に取り組むカリキュラムであり、到底グレートシンギングを生み出すものではありません。

そこで、幅を聞かせるのはベルカントと称したモダン歌唱であり、日本でのそれも多くは留学先の大学で教わるのでしょう。

その根幹には大学と言う権威主義的発想があり、例えば国内では「G大の先生に師事する事が一番である」などと言う発想に繋がるものです。

日本でも、海外で、そのような教育を受けた人達は多く存在し、中でも頭声を主に構築したものは、ステファン・ズッカー氏の歌唱でも見受けられる声は如何なものかと思われます。(笑)

まあ、その例は特殊なものとしても、大学でのカリキュラムでは、モダン歌唱にならざるを得ない状況であり、大学の研究者である限りは、大学のカリキュラムに則させないものを肯定する訳には行かないのです。

本気で黄金期の発声を学びたければ、決して音楽大学には行ってはいけないのです!

アメリカでは、silver singing メソッドでしょうか。

全世界がそのレベルであるから、その劣性が分からないのでしょうが、YouTubeでこれだけ音源がアップされていては、その理屈は通りません!
明らかにモダン歌唱が敗北しています。

しかし、歌唱を学びたいと言うニーズにおける収益性においては、圧倒的にモダン歌唱が有利でしょう。
簡易で便利な発声とも言えると思います。

しかし、世の中、そんなまやかしでは満足できない方々がいらっしゃいます。

私のところは、そんな本物志向の方々しかいらっしゃいません。
遠くても、ここしかない!と言う思いでいらっしゃいます。

また、YouTubeやブログでも、そのような方々にヒットするように、作成しています。

その結果、やはり、ハイレベルな方々がいらっしゃるのも事実です。

これからも、そのような方々を対象に発信し続けて行きたいと思います。
(興味本位、常軌を逸したメンヘラさんは固くお断りしております)

承認欲求

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芸事でも何でもそうであろうが、基本的に、承認欲求が、ある程度満たされている人は、伸びるのである。
逆に、承認欲求が満たされていないと、それを代替え的にも満たす事が第一となり、下手に否定すると、ショボくれてしまい、上達する事より機嫌を取られたい事を優先してしまうと思われる。

承認欲求が満たされていない人は意外と多いと思う。

それは、結果的に目的に対する集中力を奪ってしまう事にもなる。

それは、いわゆる「かまってちゃん」であるが、私は、それに関しては満たされ過ぎており、「ほっといてちゃん」と言う位である。(笑)

発声の認識論

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私が誘導しようとする声を出せないと、すぐに「自分は駄目だ!」と思うのは、やはり現代の心の病の一つでは無いでしょうか?

逆に、チャチャッと出来た事にしてしまう方が問題で、身にならないのでは無いでしょうか?

すぐに出来ないものは駄目だと思っていると、逆に進歩出来ません!
何故なら、すぐに出来ない事を否定すると言う事は、一つ一つ時間を掛けて構築する事を否定しているからでしょう。

最近、現在の瞬間に集中力を発揮する境地を知った私のレッスンは、あらゆる形が結果としての現象である事に気付き、その現象に捕らわれてしまうから上手くいかない事にも気付いたものとなっており、非常に効率的です。

良く、解剖学を持ち出して説明したりしますが、それも結果としての現象を説明するだけであり、発声の瞬間を捉えるには、そのような知識は有害に働く事が多いです。

うんちくを語る人程、声がおかしな事に成りやすいのも、結果としての未来や、出して消滅している声の過去に拘ってしまっているからでしょう。
あくまでも、集中すべきは今の瞬間なのですから。

今の瞬間に認識のタイミングを合わせる事は、お勉強が苦手な人の方が優れていると思われるのも、言語の情報が、今の瞬間からズレた過去のものであると言う事と関連するものと思われます。

インテリはある意味想定外の出来事に弱い!

今の瞬間にフォーカスする!

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今と言う瞬間は、次の瞬間には消滅し過去のものと成るのであり、今の瞬間にフォーカスし続けると言う集中の仕方を訓練する必要がある。

声が、その瞬間の連続帯である以上、その瞬間に何かを作為的に行うと言う事は、ほぼ無理であり、何かを行おうとした途端に、一瞬の集中からはぐれてしまう事になる。

作為的に殆ど何もしない事(逃げもしない)が、発声の極意であると言う事に気付いてきた。

何かに囚われると言う事が、発声では最もダメな事であると言っても過言ではない。

しかし、現象としての形や動きはある!

あくまでも、現象としてである。

勝負は現在の瞬間であり、拘る有余など無い。

今に居る事が前提であり、それには思考はフリーズを生み出す故に厳禁である!

思考すればするほど、思考しない訓練も行う必要があり、そのバランスを欠いて思考する人は
思考しない訓練!すなわち今の瞬間に集中し続ける訓練が必要である。

発声の本を読めば読むほど発声を見失うと言うジレンマに陥るのである。
夢を見て、夢を描く程、あやふやな声になると言う事とも繋がる!

知識人は、アホになる訓練が必要である!と言う事かも知れない。

私は、そこに気付いたと言う事である!

東大病院研修医のレッスン

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このレッスンのタイミングは、「今の瞬間に集中する発声」ですね!
カンツォーネなどの甘いメロディーの楽曲は、発声が崩れやすいって知ってましたか?
特に自分の大好きな曲は最悪です。

何故だかお分かりですか?

それは、発声の瞬間に集中すべきが、音楽の開始からの流れに気をとらわれ、音楽に酔ってしまい、瞬間の集中力が欠如し、声に隙間が出来るからです。
自分の声を聴こうとして、瞬間の集中から外れてしまうのです。
「自分の声を良く聴いて判断しなければならない!」などと言っている指導者は、解っていない!
そして、今回の東大病院研修医のレッスンが、その証明となるでしょう。
音大生や、音大卒業生には、このような声は出せないと思います。勿論、巷の発声では無理です。
皮肉な話です。


発声の本は読むべからず!

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発声の本は、発声の現象を説明しているに過ぎず、それは、あくまでも結果であり、それを意図的に随意的に作り出す事は、硬直や虚脱を生み出します。
何故ならば、それらの現象は、全て変数であり、変化する事でバランスを保つからです。

何かに拘る事は、不具合を起こす原因となるのです。
拘りとは定数化すると言う事であり、一番肝心な発声の瞬間への集中力とリラックスを奪う事になるものです。
定数化させて差し障り無いものは、最も抽象度の高いリラックスした気取らない意識でしょう。

特に普段から、気取りすぎ、カッコつけすぎる習慣のある人、あるいは心配し過ぎる傾向の人は、素の自分の自信を取り戻す必要があります。

発声の極意は何かを意図的にするのではなく、如何に余計なことをしないか!と言う事だったのです。
余計なことをする時間など一瞬のタイミングでは無いのですから!

「発声の事を考えないで歌え!」と言う意味は、「今の瞬間に意識を集中する」と言う事だったのです!

また、甘いメロディーや、大好きな曲は、発声が崩れやすいと言う事の意味も寄り理解して頂きたく存じます。
動画でも語っています。


感情で歌うな!

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歌は感情を込めて歌うものだと言う常識がありますが、これが曲者だと言う事を述べたいと思います。
感情を込めた時に、顔の筋肉の何処かしらが緊張します。
感情は、それぞれ喜怒哀楽により偏ります。
そして、その感情を込めた途端に、声は歪みます。
小さな歌唱の場合は、それが味になるのですが、オペラ歌唱!特に黄金期の発声においては、致命的なのです。

顔や、肩などの無駄なところに力が入れば、それだけ力が分散され、使うべきところに力が充分に回らなくなります。

肝心なところとは何処でしょう?
それは、発声する為に発動すべき喉周辺です。

そして、発声のタイミングに、無駄なところを力ませない事です。

一般的に言う力んだ声とは、無駄な箇所の緊張により、歪んだ声の事です。

「何か特別な声を出してやろう!」と思う事が、力みに繋がり、それは、言葉での理解だけではカバー出来ない世界です。
何故ならば、歌い出しの一瞬に、その想いが出ても、本人は気付かないからです。
隙がある、無いの、体育系の瞬間の世界だからです。

だから、発声の本を読んではならないのです!

フォルテを出すには、無駄な力を排除せねばなりません!そして、その訓練で、肝心な筋肉が鍛えられて来るのです!
リラックスとは、そう言う事なのです。

世間では、それを大きく誤解しており、肝心なところの力を奪うように仕向けています。
だからフォルテが出ないのです!

平気な顔のまま、強い声出せますか?
一瞬でも顔が歪んだりしませんか?
感情を込めている場合では無いのです。(笑)
感情を込めるオーバーな表現など、誰にでも出来ます!

その事に関しては、また動画で詳しく説明致します。

絶対に他人に教えたくない発声

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本日、中島さんのレッスンで、今の瞬間に集中する発声に関して、歌い出しのタイミングの取り方と、高音域へのバランスの取り方を伝授致しました。
「この境地は初めてです!驚くべきポジションで、絶対に他人に教えたくない!」との事でした。

「声の全ては、現象に過ぎない!在るのは現在の瞬間の平常心!」と言う、哲学めいた境地は、まさに発声の次元上昇と言えましょう!


発声の次元上昇

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師匠が上昇すれば、弟子も上昇する!
これは、真理だと思います。

私はこれまで何をしてきたか?
それは、発声の「定数」を探して来たと言う事に気付きました。

そして、その「定数」が見付かった今、その定数から現象と言う変数を眺めて行ける次元に達しました。

最近のレッスン動画で も、その成果はお分かりだと思います。


結果論など誰でも言える!

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現時点で完成していない発展途上段階のものを、ただ単に、駄目だ!と言うだけなら誰にでも言えますね。
それを、どういう方向付けして発展させて行けるのか?と言うところが指導者の力量の見せ所だと思います。

不充分な声を、発展途上と捉えるか?否定するか?
解っていない人達は、否定します。

指摘された事をすぐに出来ないと、駄目だ!と思っていませんか?それはうわべのインスタントな教育方針に洗脳されていると思います。

むしろ、すぐに出来てはならない事なのです。

出雲弁で「しゃねがいる!」と言う言葉がありますが、これは「性根に染み入る」と言う意味だと思っていますが、芸事に限らず、どの分野でもチャラい理解では駄目だと言う事だと思います。

今回のレッスン動画の福地由実さんも、喉頭引き下げ筋を主とする発展途上の段階ですが、どのように追い込んで行っているのか?を理解して頂きたく存じます。

逆に結果論しか言えないので、発展させられないのでは無いでしょうか?


深い声とは?

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喉頭引き下げ筋を巻き込んだ、胸をえぐるような要素を含んだ声ですが、これは、訓練により発展させて行かねばなりません。
発展させる為の抵抗を、力みと誤解すると、いつまでたっても深い声など出ません。
また、深い声を、咽頭を広げた声と誤解しやすいのも気を付けたいですね。


CS60の驚異的作用!

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とにかく、速攻で効くようです。
CS 60と検索すれば、施術院がわかります。
全く新しいタイプの治療器具のようです。


信用創造に関する理解

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このシステムを理解してこそ、社会構造を本当に理解すると言えると思います。
やはり、この世はウォール街支配だったのです!
もう、これを陰謀論などと言っているのは、時代遅れとなるでしょう。
金融システムこそ、世の中の根本であり、そこをスルーすると言う事は、それによる現象の原因を履き違える事になるのは、発声と同じだと思います。


反日の正体

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やはり根本はそこなんですわ!
そこってどこ?



世界一の声のテノールは日本に居る!?

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永田門下最強のテノールは、国内は基より、世界中探してもこんなリマリッリのような声、居ないでしょう!
勿論、巷のベルカントとだか何だか分からぬメソッドではこの様な声は生み出せません!


巷の声楽発声が進歩しない理由

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塾のカリスマ講師 林さんが仰っていた、敗者に共通する3つの項目が、そのまま当てはまります!
・情報弱者
・慢心
・思い込み

以上!

見逃せない事実!

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昨日の、永田門下最強のテノールのSkypeレッスンでの音声、お聴きになられた方、どう思われましたか?
正直、現代のモダン歌唱に一石を投じるものと成るものだと思います。

そもそも、その声の主は、巷の浮いた歌唱メソッドでやっており、それに疑問を持ち始め、私の動画に出会い、見よう見まねで自分でやっているうちに、声が伸び始め、「これで良いのか?」と言う確認の意味を含め、レッスンを申し込みされた経緯があります。

その時から、既におおよその形が出来ておりましたが、本物のスクイッロ(声の輝き)が出てきたのは、昨日の動画から確認してます。

当初は、以前の巷のメソッドの先生に、その声を聴かせたら「全然ダメになってしまった!」と、貶されたと言っておりましたから、そもそも、先生方が本物の音声を知らないのだと思われます。
例え、本物の音声を聴いたとしても、その因果を真剣に探求するとか、受け止めようとしないのだと思われます。

それよりも、これまでの自らの教わってきた常識が壊される事を恐れているのだと思います。

そこなんですよ!すべての問題は!

ですから、巷の先生方と私は、目的意識が根本から異なると言わざるを得ません。

私が器の大きな人間だとは思いませんが、そんな器の小さな事でどうするのか?と言いたくもなります。

私は孤立して研究しておりますが、大勢でつるんでいる事の同調圧力的な弊害の方を強く感じざるを得ません。

ちなみに、メロッキによるリマリッリのレッスン音源です。
まさに彼の音声と同種です!


そして、昨日も貼り付けた私のレッスン動画です。







本当のリラックスとは?

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大体のところ、緊張するときは、何かを怖れて、いい格好しようとしている時であり、リラックスしている時は、本音で語っている時である。
本音で語るとき、喉の筋肉は充分に働き、しっかりとした音声になる。
その時、肩の力などの無駄な力は抜けて、充分に喉を使って話しているのである!

ところが、特に国内では、そのような本物の声を「喉声」と否定的に観る風潮が強い。

これは、文化的な影響が強いと思う。

要するに、人前での「建前」を重んじるからである!

建前と本音、表裏の文化である!

それもこれも、和を重んじる習慣から来るものであり、人前では、ある程度のフェイクを演じる事が当たり前であり、これだけ声楽発声がフェイク声でも、それに違和感を抱かない人が殆どである事も納得が行くと言うものであろう。

しかし、そんなお遊戯には付き合いきれない、その枠からはみ出た人達も存在するのであり、ある意味、文化的洗脳から目覚めた人達もいるのである!

話をもとに戻すと、低喉頭で、本音で強く発声するには、喉の筋肉をバランス良く、しかも、日本人には、相当強く働かせてやる必要があるのである。

その、喉の筋肉を充分に使わないから、逆に残念な喉声と化すのである!

高い喉頭で、恐る恐る出す事になるのである。

きちんと喉で歌う!これが本音であり、リラックスでもある事に、いい加減気付いても良さそうなものであるのだが!?


国内でのベルカントとは?

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これらの歌唱を「ベルカント」と言うようです。
「ベルカント ビジネス」と言った方が良いかも知れません。


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