これは、世界中の問題でもあり、モダン歌唱を生み出す根元でもあります。
何故なら、基礎訓練は程ほどに、音楽性に取り組むカリキュラムであり、到底グレートシンギングを生み出すものではありません。
そこで、幅を聞かせるのはベルカントと称したモダン歌唱であり、日本でのそれも多くは留学先の大学で教わるのでしょう。
その根幹には大学と言う権威主義的発想があり、例えば国内では「G大の先生に師事する事が一番である」などと言う発想に繋がるものです。
日本でも、海外で、そのような教育を受けた人達は多く存在し、中でも頭声を主に構築したものは、ステファン・ズッカー氏の歌唱でも見受けられる声は如何なものかと思われます。(笑)
まあ、その例は特殊なものとしても、大学でのカリキュラムでは、モダン歌唱にならざるを得ない状況であり、大学の研究者である限りは、大学のカリキュラムに則させないものを肯定する訳には行かないのです。
本気で黄金期の発声を学びたければ、決して音楽大学には行ってはいけないのです!
アメリカでは、silver singing メソッドでしょうか。
全世界がそのレベルであるから、その劣性が分からないのでしょうが、YouTubeでこれだけ音源がアップされていては、その理屈は通りません!
明らかにモダン歌唱が敗北しています。
しかし、歌唱を学びたいと言うニーズにおける収益性においては、圧倒的にモダン歌唱が有利でしょう。
簡易で便利な発声とも言えると思います。
しかし、世の中、そんなまやかしでは満足できない方々がいらっしゃいます。
私のところは、そんな本物志向の方々しかいらっしゃいません。
遠くても、ここしかない!と言う思いでいらっしゃいます。
また、YouTubeやブログでも、そのような方々にヒットするように、作成しています。
その結果、やはり、ハイレベルな方々がいらっしゃるのも事実です。
これからも、そのような方々を対象に発信し続けて行きたいと思います。
(興味本位、常軌を逸したメンヘラさんは固くお断りしております)