特にメゾソプラノなど重い声に多く見られるのが、声を響かせようとして、ピッチが声の揺れにより不明瞭に成ってしまう事が、特に国内で例外を探す方が困難である状況である。
響きと言う、現象に囚われていると言う事で起こると思われる、この現象は、他にもマスケラを意識し過ぎて平べったい声に成ってしまう現象と本質的には同種である!
多重構造の声に対し、その様な結果としての現象に拘る事は、必ず構造上の盲点を形成する事になり、声の空洞化を招くのである。
要するに、本質を捉えていない事による現象なのであり、そのような一見派手でありながら上っついた音声に対し、観客も「迫力ある!」などと感じるものだから、処置無しである!(笑)