元々、標準語の語意には無い概念が、方言に有ったりします。
苦しさを含む気持ち良さを、一言で表現する言葉が、出雲弁にあります。
「きさんじ」です。
黄金期の歌手の声は、その「きさんじげな声」なのです。
そのような微妙なニュアンスが語彙に無い標準語は、やはり日本語と言えども、表現が浅いですね。
そこら辺の言霊的な世界から観ても、平べったい発声に成ってしまうのでしょうか。
ある意味言葉のグローバル化の問題点でもありましょうか?(笑)