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声の闘争の境地

巷の声楽発声の本質的な欠落点は、声の闘争が弱い、あるいは無いと言う事です。

闘争と言う概念が使われている意味を深く知る必要があると思います。

吸気と呼気の闘争に付随して、明るさと暗さの闘争!
明るさと暗さのバランスは、常識的に考えると「中庸」をイメージしますが、まさか明るさと暗さのぶつかり合い、せめぎ合いによる折り合いとは思わないでしょう?

言い方を変えれば、笑いと苦しみのぶつかり合いです。
笑いながら、嘔吐するような、非常識な感覚なのです。

その、どちら側に流れても、バランスは偏ります。

これは、どのような状態が必要なのでしょうか?
一言で言えば、自己内で対立を生み出せるか否かです。

自分に対して、ある方向の強制力を作り出し、それに対して、その逆の要素で対立させる。

上手く行く鍵は、苦しく仕向けても如何に笑いを盛り込めるか?ですね。

そう考えれば、普通、出来る訳がありません。

対立される事による安定は、長年の訓練でのみ達成出来るのです。

それが、アッポッジョであり、基礎であり、すべてだと思います。

逃げの無い、隙の無い発声!
甘くはありません。
それが出来ないうちに音楽性だの何だの言っても、申し訳ないけど、気持ち悪い歌に成るだけでしょう。

その意味は、私のレッスンを受ければ、徐々に判ってきますよ。

大体、二年で階段を一歩登る感じです!(笑)

三年目位から、やっと、難しさが分かってきます。

嫌気がさした人は才能無い人と言う事に成ります。
何故なら、この才能とは、根気しかありませんからね。

ヾ(´∀`*)ノっはっはっはっ!



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