生徒さんの中には、スピントや、ドラマティコと思われるテナーも居ます。
レッスンを数年やって、やっとこさ、それらしき道筋が見えて来た現段階で、述べた事は、「日本で重いテナーが育たない理由が解りました!」と言うもの。
どれだけ、アッポッジョを知らないか?と言う話に成ってくる訳だが、そこら辺の声楽指導に見受けられる、「もっと頬骨上げて~!息を回して~!」なんて、お遊戯みたいな事やっていたら、それは到達出来るものも出来なくなってしまうと言う結論である。
私も、やっと、パッサッジョで、埋まった、ピントが合った声を出す術を見つけたが、そこら辺で言われている常識では、到底到達不可能と言う確証を得る体感的理解を得たのである。
うなじから、肩甲骨周辺の筋肉にかけての機能的な重要度を、従来型のお遊戯発声は、完全に無視していたのである。
従来型発声を「お遊戯発声」と揶揄する事も、体感的理解から自然に湧き出たコピーである。
悪気はない。(笑)
↧
日本でスピントやドラマティコテナーが育たない訳
↧