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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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機能的な不具合

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声帯は、表面上何とも無くても、機能全体のバランスの問題による不具合で声が不安定に成ったり、出なくなる事は、単純に結節や、ポリープによる不具合に比べると、厄介である。

目に見える結節や、炎症の方を、寄り重大な問題とする傾向にあるが、開き声による機能的不具合の方が、寄り質が悪い事に気付く人は少ないのか?

発声の問題で、声帯は何ともないのに、声出ないのは、根本から修正せねば問題解決しないのである。

機能は正常で、結節が原因であれば、それを取り除き、無理をしなければ問題解決する。問題は単純なのである。

カルーソーの喉を観たら、炎症のある、普通以下の状態だった事の意味を考えれば、事の本質が解るだろう。
それでも素晴らしく歌えていた訳である。


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