他人の事に関しては客観的視点から比較的適切な判断が下せるものであるのですが、自分に関しての判断となると、途端に狂ってしまうものですね。
これは、声楽の独学が困難である理由の一つであります。
例え、録音機器などを使っても、自意識により、客観的視点が保てないのです。
これを克服するのに、私は、高校生の頃から自分の録画や録音を、何回も何回も繰り返し聴く事を実行していました。
最初は、物凄く欠点を大きく感じて、全否定してしまいたく成る衝動に駆られますが、数十回繰り返し聴いているうちに、頭が慣れて来て(笑)、逆に良い部分も感知出来るように成ってくるのです。
勿論、現在は、最初から冷静に聴けるように成っているのですが、兎に角、自分を修正するには、ビデオ撮影が一番良いと思います。
YouTuberにまで成らなくても良いですが、将来YouTubeにアップするなりの目的を持ち、何かをテーマに、独りで語るなり歌うなりすると、自分の特徴が判って来るのです。
そうすると、どうすれば表情が自然に成るかを考えるように成ってくるし、徐々に分かってくる。
そして徐々に言葉が整理されて、変に気取らずに普段のままで喋る事が出来るように成ってくるのです。
やはり、言語や声などを含む表情とは、公の場を想定した発表の場を設ける事で磨かれると思う。
勿論、だらしない服装もダメ!
寝癖のついた頭でもダメ!
どうせなら、そんな事も含めて声の訓練しようではありませんか!?
あの、偉大なるロシアのバス歌手シャリアピンの自伝の中で、しばらく来なかった生徒が再び現れて「私は変わりました!(進歩しました)」と豪語したものの、シャリアピンは、何にも変わっていない事を、その以前と変わらぬ服装から悟ったようです。
進歩するって、そう言う事も含むんだと思います。
外見では無い!中身だよ!と言いますが、かと言って、身嗜みに無頓着でボロボロの服を着ている人は、やはり私も警戒しますし、あえてボロボロの服を着て、人を試すような人はどうでしょうかね?(笑)
私?
あえて、ボロボロのアパートに住み、人を試していないかって?(笑)
その通り!(笑)
ウソだよ~!(笑)