抽象度の高い発声の仕組みを把握して、細かな調整をしていくうちに、あれよあれよと言う間に、更に細かな細部が繋がりました。
ハミング、マスケラ、飲み込み、キアーロスクーロ、四角い喉、アッポッジャーレ、アッポッジョ、縦と横の関係、パッサッジョ域からの拮抗、胸郭の位置と安定性、等々、
これら全て関連性で繋がっている事が、感覚的に、瞬時に悟れました。
勿論、言語化も出来ます。
しかし、感覚的に抽象度の低い段階だと、特にパッサッジョ域からのバランスを取る事は、特殊な感覚なので、戸惑う事は当たり前・・と言うより、独りでは恐らく行けない所に良いバランスが存在すると言った方が良いと思われます。
ゴチャゴチャした感じで、違和感がありますが、慣れるとしっくり行きます。
耳に感じる声は、その時は、塞がれて聴こえが悪く成りますので、余計に不安に成るでしょう。
そこが正しいポジションだと、録音で確認し、何故そうなるか、納得して、初めて自信を持って発する事が出来ると思います。
レッスンでも、それを体験された方々は、皆さん口を揃えたように、「初めて自分の声が良いと感じた!」「初めて自分の声に安定感を感じた!」とおっしゃいます。
しかも、体感とは裏腹な現象にも驚かれますね。
私も、まさか、二枚舌発声(笑)から、ここまで発展するとは思わなかったです。(笑)
多分、今、迷っている方の答えが、ここにあるのでは無いでしょうか?
従来型では、全てがバラバラに成ってしまうのです。
今後、新たにレッスン受けられる方々、期待していて下さい!
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統合された感覚
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