確か、バリトンのマリオ・セレーニが、ジェローム・ハインズの発声インタビューの中での、「開いた喉とは?」の質問に対しての答えだったと思います。
私は、「開いた喉」(オープンスロート)に関しての一番核心を突いた答えが、そこにあると感じてます。
要するに、咽頭では無く、喉頭周辺を、閉まりきらない様に、狭い管を、こじ開けようと頑張る事だと思います。
その拮抗により、腹斜筋などが反射的に収縮します。
マリオ・セレーニは、黄金期よりは、少しマイルドな聴きやすい印象がありますが、比較的、黄金期の歌唱に近い歌手だと思われます。
音源をリンクしておきます。
マリオ・セレーニの「お前こそ心汚す者」
↧
細い土管の中でつぼみが開こうとする
↧