私の発声構築の道のりを辿ってみた。
タイムトラベルして、若い時の私にアドバイス出来るとしたら、「色んな事してるけど、後で役に立つ事だらけだから、色々とやり尽くせ!」と、否定出来ない!(笑)
最初は、浮き声!そして喉下げて、押し潰した狭い声!そしてパッサッジョ域も知らずボーボー声!吼えた声!テノールもどきの平べったい声!
私の強みは、あらゆる偏った、ダメな声を体験している事であるが、今考えると、この、様々な偏りを、全部生かし、バランス取れば、良い声に落ち着くのである!
要するに、偏ると言う事は、一部しか力を使えていないと言う事なのである。
現在の発声のコツは、それらのダメな声を、全て一度に出す!そして、最もダメな声を出している感覚に至るのである。
私の過渡期には、やれ力んでる!だの、やれ、のど声だの、よ~言ってくれましたなあ~!
その連中、今頃、さぞかし世界的に成られている事でしょうなあ!?
何?ヘビメタみたいな声に成っていた?
まあ、色々ありましたが、最後は整った者勝ちだと思います。
知らないのに、なにやら権威もどきに乗っかって、知っていると思い込んでいる事って、本当に良くある事であり、滑稽で、哀れだと思います。
巷では、時間を掛けて、徐々に構築、整えて行く事って、如何に理解されていないか、如何に平べったい二次元的な音声で完結してしまっているかと言う事だと思います。
方向性が正しいのか間違っているのかを見分けるには、やはり、一流とは何かを、音源から理解する事だと思います。
もっと、皆さん、黄金期の歌声を聴いてみて下さい!
歴史的に近場の歌手では無く、1940年までの歌手です!
そこが、最もトラディショナルな技術だと思われます。
お願いします。
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発声構築の道のり
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