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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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発声の構造の捉え方

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これは、ベクトルを単純化した考え方、現象を追った捉え方をしていては、必ず盲点が発生する。

部分的処方で、一見良くなった、解ったと思っても、全体の構造を捉えない限り、必ず歪みが生じて来るのだ。

構造体の一番大きなまとまりは、やはり情緒的バランスである。

そこに達しないメソッドは、必ず歌唱時に思考を呼び起こし、それが声の隙間となる。

それは、音声その物に顕れる為、「言う割なものでは無い」と言う、残念な歌声の正体とも言える。

こだわりは、バランス化にあるべきであり、そこには、一貫性が存在する。

部分に拘っているうちは、見えていないと言う事であろう。

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