二度手間と言うと、一般的には、非効率的な意味合いがありますが、声の闘争と言う前提の声楽発声では、二度手間である必要があります。
呼気傾向に、あるいは吸気傾向に偏る事は、立体的バランスが成り立たない、単純な平べったい音声に成ってしまう事に成るのです。
驚きや、喜び、勇み、なとの芝居してみて下さい。
それだけでも、様々な拮抗がある事が判ると思います。
それだけ、エネルギーを消費すると言う事でもあります。
そこには、必然的に想像力、イメージ力が関与して来ます。
あらゆる場面をイメージし、恥ずかしがらずに鏡を観ながら、色々と芝居してみて下さい。
その基礎的な表現力が無ければ、闘争もあり得ません。
空想だけでなく、今現在を表現するのです。
どれくらい、子供じみた、アホな事が出来るでしょうか?
まずは、知らないうちに、常識とやらで、その自由奔放な表現力が奪われている事に気付きましょう。(笑)
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二度手間で出す
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