声の形が見えて来た!
黄金期には、声の枠組み、即ちハッキリとした形がある事を理解した!
そしたら、どうだ!?
経歴主義的、権威主義的に名をはせてきた現代のマエストロ達の、崩れた形も露わに成ってきたのである!
最も肝心な事は、マクロ構造の結果である形なのだが、巷のマエストロ達は、「息に乗せて!」とか、「自然に、息を流して!」などと、形に付随する、単なる現象を追っているのである!
と言う事は、どういう事か?
偶然、何かの拍子に形が整う、あるいは、形に近付く事はあっても、常に、不安定な要素を抱える事に成るのである。
現代の歌手は、形に至らない声の隙間を、「崇高なる息」により埋めようとしているのである!
息は、形を形成する一部でしか無いのにも拘わらずである!
しかも、息が形を見えなくしているとも言えよう。
信仰の対象が違うのである!
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声の形が見えて来た!
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