この動画の生徒さんは、どう聴いても馴染み深い日本人声楽家志向の声ですね!
このマエストロの指導で、何が言いたいのか、分かりました。
と同時に、日本人声楽家の根本的な欠如点も理解出来ます。
日常会話の「喉の声」が無いのです!
典型的な大人しい日本人の、歌おうとした声です!
マスケラに乗った声は、適度な喉の声が必要ですが、大人しく「歌おう」とする為に、ポジションが下がって聞こえます。
おまけに、このポジションでは、声圧が弱い為に、必然的にお腹周りの筋肉も使え切れません。
いくらブレスの事をやっても、喉の声のシステムに乗らないので、空回りします。
日本人留学生に対し、イタリア人マエストロが何を感じているかも良く分かりました。
イタリア人が無意識に出来ている事が日本人に出来ないので、理解に苦しむのです。
マエストロはあれこれ、原因を模索してますが、本当に改善出来るプログラムは、別の処に在ると思います。
しかし、このマエストロの生徒さんは、他の動画にも在りますが、パッサッジョが不安定なのは教え方の問題なのか?
↧
日本人の声がマスケラに乗らない理由
↧