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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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レッジェーロの終末?

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どんな発声でも、老齢化と共に、色褪せて来るのは、仕方の無い事である。

スピントな声の末路、レッジェーロの末路、それぞれを検証して考察して行こうと思う。

レッジェーロ系でも、様々なバランスがあるが、今回は、特に、出口付近のアッポッジョが弱い、声帯を薄く使う方に偏った出し方での考察である。

このタイプは、出口付近の抵抗が少ない分パッサッジョで押すのは、勿論厳禁である。
しかし、それ故に、力を閉じ込める拮抗も弱いので、パッサッジョでの不安定感は付き物であろう。

そこが、非常にデリケートであるが故に、老齢化により、微調整が利かなくなる、鈍くなると、楽な方向に落ち着こうとする作用により、ファルセット化してしまうのでは?と言う仮説を立てている。

しかも、ガサついた声で!

次の動画は、その典型的なテナーの音源であるが、関連動画で、老齢化した音声も聴けるので、ご自分で見付けて下され。

そのテナーの若い時の音源


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