あなたの本当の声？

良く、さも解ったように「あなたの本当の声は、もっと別のところにある！」などと言われた事ある人多いのではと思われます。

それって、結局、本来レッジェーロなのに、重く歌ってると言って、現在の方向性を否定する手法として、良く用いられる「ペテン」の一種だと思います。

勿論、その逆もあり、本来、重い声なのに、軽い声に偽装させられているパターンに対して、「それは、本来のあなたの声では無い！」と言うパターンもありますが、これは、稀です。(笑)

発展途上のバランスが、少し偏った状態を、全否定してしまう、もっともらしい言葉に騙されてはいけません。

何故なら、そう言った本人が、良く解っていない場合が殆どだからです。

バランスを整えれば、別のところも減った暮れも無いのですから。

そのような、いい加減な助言により、今まで来たお陰で、日本人は、世界的コンクールでも、殆ど相手に成らない、されないレベルに貶められて来たと言う事を、忘れては成らないと思います。

力を奪い、フワフワした声に仕向け、「それがあなたの本当の声！」などと、ペテンにも程があるでしょう。(笑)

逆に言うと、力強い密度の高い声は、少しの歪みでも目立つために、そこを、これ見よがしに、扱き下ろされると言う運命にあると認識した方が良いと思います。

話は変わりますが、私も、最近、思いやりとか、優しさの表現の具体化に着手出来て来ました。

これは、強い声に連結出来るものである必要が有ります。
クレッシェンド、デァミヌエンドも、具体的な操作法、計算があったのです！

それもこれも、強い声を出せるようになったからの発見なのです。

声の構成要素、構築法を徹底的に明らかにし、何がまやかしなのか？ペテンであるのか？も、はっきりさせて行きたいと思っています。

批評により、批評者の実力が判ってしまうと言う事なのです。