嘘とは、事実ではないことと言う広い範囲の定義とさせて頂きます。
巷の発声(モダン歌唱な劣化版)の理屈を鵜呑みにして信じていると、必ず不安定側の不具合にぶち当たるでしょう。
その理屈は、理屈に成っていないものが殆どであると言っても良く、良くて一時しのぎ的な対症療法だと思われます。
さて、ここでこれらを正当化しようとすると、どの様な思考に成るでしょう？
事実の矮小化、枝葉の部分の拡大化、汎用性(誰でも出来る)の優先、論理の飛躍、感情的決め付けなどが起きるでしょう。
と言う事は、狭い視野の中で、同じループを飛躍しながらぐるぐると回る思考に陥ります。
進歩を停滞させる原因は、それらにあるのだと思われます。
要するに安易なる権威信仰！
度々失礼を承知で言わせて頂くと、どうも声楽家は苦手、わからない、変わった人が多い、などと、器楽の方や他分野の方からの印象を耳にするにつけ、声と言う根本的なところで、嘘が入り込むと、それは、あらゆる場面で、ものの感じかた、考え方に悪影響が及んでしまうのでは？と極論ながらも考えが過ってしまうのです。
そして、未熟は虚勢を生み出す事を考えると、全ては繋がっている事も理解して来るでしょう。
何故そうなったのか？
偶然の結果がこうなったのか？
意図的な教育システム、報道が関与してはしないのか？
今一つ考え直しても良い気がするのです。