「ベルカント」と聴くと、如何にも由緒正しい発声法!と言う風に思ってしまう人、多いと思います。
どうやら、決定的な音源が存在しない事により、不確かで、大義的な概念として認識されていると言うのが実情のようです。
むしろ、モダン歌唱こそが、ベルカントの復刻であると言う風潮が支配的です。
しかし、どうでしょう?
オールドスクールとの音声の格差は、余りにも大きく、とてもモダン歌唱の方が優れた物であるとは、お世辞にも言えません。
そんな事を思いながら、私は自分の声や生徒さんの声をマエストロと認識して、声の、発声法の本質的なところに迫っていきます!
皆さんも、一番の先生は、自分の声そのものと言う観点を持つと良いと思います。