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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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トンだ勘違い!

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「声は大きさでは無く、響きが大切!」
この文言は、発声指導の中でも良く言われる事です。
この、基本理念が間違っていたら、どうしますか?
特に、権威主義的な信仰で、この理念を受け入れてしまっていては修正困難極まりありません。

これで、まず、力を使おうとしなくなります。
そして、咽頭を広げて自己満足に浸る声になるのです。

声は基本的にパワフルでなければお話になりません。
ただ、バランスの取り方を学習し訓練して初めて正しい響きが得られるのです。

ですから、基礎訓練もせずに、響かせようとすると、どうなるか?
結果、端的に言えば「顔芸」で終わるのです。

この、因果、主従を履き違え逆転させた考え方そのものに問題があるのです!

その他、「喉に遠い下腹部の筋肉で支える事で、喉の力みを防ぐ!」
これも、本末が転倒しています!
高音域に行くほど、声帯周辺の筋肉だけでは支えきれなくなり、徐々にその支えの筋群のエリアが上から下へ拡大して行きます。
要するに、声帯周辺部も、マックスに使うのです!

その主である声帯周辺の使い方を知らず、ただ力を抜こうとして、下腹、腹斜筋などを収縮させても、腹ばかり硬くなり、声はスカスカになるばかりです。

要するに、巷のメソッドは、一番肝心な、通貨発行の仕組み・・!?いや間違えました!(笑)
喉周辺の使い方を教えていないのです!

ほんと、巷の発声と、経済学は、良く似ているわ!(笑)

まるで、そんなもの無いかのように教えるのです!(笑)

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