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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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思考と実体験と活字と

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私は、専門家の垣根を越えた事象の関連性での繋がりをも把握する事が大切だと思っている。

しかし、各分野を細分化し、狭い領域の専門家を権威とする社会では、前者を「ディレッタンティズム」要するに「愛好家主義」「アマチュア主義」とみなしているようである。

専門家は、全体を俯瞰していない事にも繋がるのであろうか?

もしそうであるなら、それは意図的にそのように仕向けられてはいないだろうか?

しかし、発声一つ取って研究して行っても、抽象度高い代物なので、様々な社会現象、心理、権力構造など、多岐にわたる事象と関連性がある事に気付く。
そして、必然的に色々と思考を巡らせる事になる。

専門家が、社会的にどのような実質的な役割を果たしているのかは一言では言えないが、大衆を騙すために利用されている可能性もゼロでは無いだろう。

話は変わるが、高校生の頃、クラスメートが活字による勉強をすればするほど、独特の、思い詰めた目つき、表情に成ってくると言う事を感じていた。

活字依存などという概念もあるのだが、どうやらこの活字とやらは、それだけでは精神衛生的に毒性を有するのでは無かろうか?
体験もしていないのに、体験した気にさせたり、理解した気にさせたり、まるで幻覚剤のようである。

対人で不安感を覚えても、活字をみるとホッとする!
これは、パチンコ依存症の人が、台の前に座るとホッとするのに似ているのでは無かろうか?

活字には、毒性があると私はにらんでいる。(笑)





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