声楽発声で、その真相を分からなくさせている概念!それは、「苦しいのはダメ!」と言うものであろう。
本当にダメなものは、稀薄なもの、歪んだものである。
歌い手本人が苦しいと、聴き手にも苦しさが伝わるのだが、声が整っていれば、その苦しみは、深みとなるのである。
そこの考察が、全く甘く、袋小路的な停滞の根本原因に成っているようである。
後、出来てもいないのに、例えば「ピアニシモはフォルテシモと同じ支えが必要!などと」口先では、さも分かった風な事を言う、知ったか振りな方々も沢山居るようである。
キューゾ、支えに大きな力が必要な事を分かっているならば、「辛いのはダメ!」「苦しいのはダメ!」「力なんて使わない!」なんて、言えない筈である。
知識の寄せ集めによる知ったか振りが、そこそこ通用してしまう世界でもあると言う事でもあろう。(笑)