まずは、イデオロギーがそうである！
それに付随して、哲学も、そうかもしれぬ！
何々主義など、一々、物の考え方に名前を付けて、整理するも、一つの主義など、声楽発声においての断片的概念に等しく、偏ったものである！
それらは、時と場合により、コロコロと変わるものである。
どうやら、哲学やイデオロギーなどは、さも全体を観る学問の顔をしておきながら、これも、物事を俯瞰させる事を、偏った知により阻止する働きがあるのでは無かろうか？
それに付け加え、経済学でも言える事であるが、それらを勉強していないと知を語る資格さえ無いが如くの論調となりうると思われる。
確かに、一々、これは何々主義であるからどうだこうだ！などと言っている間に、だからどうしたのだ？と質問されたら終わりである。
心理学も同じ様な印象がある。
哲学や心理学を学ぼうとする動機の一つとして考えられる事は、人一倍、オタク体質で、人付き合いが苦手であり、それを一気に覆さんと、その心理を学べば優位に立てるのでは無かろうか？
生き方、考え方を言語化した哲学を学べば、何か優位に立てるのでは無いか？と言う動機である。
それが！益々俯瞰する能力を奪う結果と成っていては、本末転倒とは、この事であろうか！？
発声の本を読んだだけで(しかも断片的)発声が良く成らないどころか、一つのこだわりにより、偏りが生ずるのと同様である。
全ての声楽発声の概念は、断片化されたものであり、所詮は言葉に過ぎないのである。
それが、如何に無力なものであるか、身を持って体験し続けてきた結果、このような見解が生まれたのである。
無駄(従)を主にすべからず！(笑)