黄金期には、安定性、強さ、個性などに長けた発声であったのが、段々と息の流れ、自由度、軽さを重視し出してから、声は、希薄化の一途を辿ってしまい、現代は、それに拍車をかけていると言う風な動きの中、「もう少しネジを締めようや!」とする活動をしている!と言うのが、私のやっている事であろう。
現在の主流のまま放置すれば、「元々声が出る奴」しか生き残らなく成り、その人達でさえ、不具合に悩まされ続けるのである。
日本のオペラ歌手が勢揃いするオペラコンサート番組に、それが顕著に現れていることは、もう、隠す必要も無い事実である。