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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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声圧が高いテノール

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カルロ・ベルゴンツィは、バリトンからテノールに転向した歌手です。


パッサッジョ域からアクートに至る際、他のテノールより、止める力が強く、強い拮抗バランスで出していて、アクートも、派手さは無いですが、安定性が高く、「しぶとく食い下がる!」と言う印象があります。

このタイプが最もキューゾとは何か?を、聴いて分かり易く実感出来るのでは無いでしょうか。

けたたましく鳴り響くタイプは、このタイプを、どう判定するのでしょうか?
一刀両断的に否定するようでは、底が知れると言うものです。(笑)

この演奏会、私、この会場に居ました。(笑)

地味だけど、心に沁みて来る声でした。




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