整体と発声

スポーツ選手など、整体術など、東洋医学などを活用し、動きやすい身体に調整する事は、最早常識です。

しかし、これがそのまま「運動選手に良いものなら声楽発声にも良い・・」と結論付けして良いのでしょうか？

「動きやすいフォーム」即ち、息を吐いてリラックスするフォーム！？
それって、息が流れるフォームでもあり、アッポッジョのフォームとは異なるのでは無いかと言う疑問が浮かび上がって来ます。

そうです！スポーツ選手のフォームと、声楽発声のフォームは違うのです！

骨盤の角度から異なり、スポーツ選手の方は、胸郭が比較的下がって、閉じてます。

声楽発声では有効な、にんまりとしたキアーロな要素は、スポーツでは勿論マイナスに作用します。

これも、アッポッジョを体験して初めて理解出来た事であり、「スポーツ選手に良いから声楽発声にも良い」と言う結論は、飛躍ありすぎます。

何が何でもリラックスを唱える事と同様に、これもまた、皆さん、思いも寄らなかった真実では無いでしょうか。

この事は、既にリチャード・ミラーが唱えています。(笑)