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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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考えてみると・・

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何の世界でも、総本山的な正統的権威があり、その権威とは、正しい形がある。

残念な事に、現代は、総本山の形が不明確な物と化し、息の神秘の世界と成り、様々なる劣化派生が生じている。

その劣化派生的な不充分なる発声を学び、「これぞ正統!」と思い込む事も、やむを得ないのである。

劣化派生を正統!と思う事で、そこが頂点となる故に、習った者は、寄り劣化型と成ることは目に見えているのである。

そのような状況自体を嘆いてばかりいては、話にならないので、「何が足りないのか?」「マエストロの盲点は?」と言う視点が大切になる。

そうでないから、不充分なものでも「こうだ!」と言い切る始末であり、そこに、魔が忍び込むのである!(笑い事ではない)

いかれた認識に陥るのである。

特に、多いのが、「論理的飛躍」であり、それは、止めどもなく、連想ゲームのような関係妄想をも生み出すのである。

マエストロも、正統的な技術的論拠に立って教えている人は、殆どいないと言って良い状況である事は、リチャード・ミラー氏も述べている次第である。

我見だらけの中途半端なまがい物を信じ、まがい物を崇めていれば、それは、まさしく邪宗なのである。

声と言うマインドに多大な影響を及ぼすものにおいて、そのようなまがい物が寄り集まれば、邪なる集合体となり、お互いに影響を及ぼしあう事に成るのである。

そして、声楽家でない音楽家や、一般の方々の誰もが口をそろえたように、こう言う。
「歌科の人って、変わっている人が多いよね~!」と。

この言い方は、マイルド化されているが、前記した内容と照らし合わせると、その真意はお分かりであろう。

以上、声楽の世界全部を敵に回す内容の日記でした。

もしかしたら、私こそが狂ってる人・・と言う可能性もゼロでは無い事を付け加えておこう。(笑)

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