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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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従来型発声の指導の詳細

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まず、何もしない事の否定があります。
ナチュラルな状態の喉では無く、必ず欠伸のように咽頭を広げさせます。

そして、次に出てくるのが横隔膜!
横隔膜が発声と呼吸の源である事から、非常に重要視しています。
「息を吸う時に横隔膜を下げて、その位置をキープしながら声を出して!」というものです。

さて、それでは普通上手く行く筈がありません。
そこで、登場するのが、「アタック」と称する、腹筋の突発的な収縮による勢いに任せた、スタッカート、アクセントです。

欠伸、腹式呼吸、アタック、と来たら大体道具が揃って来ます。

後は、「喉や首の力は一切必要無いから、脱力!」と来る訳で、不具合を、力の性にし、力を全否定するのです。

さて、このメソッドで、上手く歌えるのでしょうか?

不具合は、最初の段階の方法で引き起こされます。

指導者自身、まさかそこに原因があるとは、夢にも思わないのです。

それが、洗脳や、思い込みの怖さです。

何かにつけて「今はグローバルの時代だから」と、グローバル化を深く考えずに称える思考停止化にも似ています。

「資本主義→社会主義は、歴史の必然だから」と、信じ込む思考にも似ています。

同じ事を何度も何度も繰り返し、一向に進歩しないどころか、レッスンが終われば、喉がひーひーして、かすれ声になるのも、従来型の特徴です。

いい加減、気付きましょう!(笑)


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