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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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喉を開ける事の真実

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喉を開ける事!英語では、オープン・スロートですが、日本人の最大の勘違いは、この誤解にあると思います。

著名な歴史的オペラ歌手の多くは、「そんな事は意識した事はありません」と言う歌手を始め、「開くと言っても、ほんの数ミリのような感覚!」と言う風に言う歌手が多い中、「喉頭を引き下げる事!」と言う歌手も居て、日本で流行りの咽頭を最大限に広げるものとは、全く違うのであろう事が垣間見られるのである。

リチャード・ミラー氏も、咽頭を広げようとする事に、異を唱えています。

さて、私の感覚は、オープンスロート=閉じる
と言う、一見矛盾しているものであります。

閉じよう、狭めようとする事により、内圧が高まる!
その内圧こそが、外圧に対し、喉を広げようとする力と成り、広げると言うより、潰れ切らない!と言う感覚であります。

それが、ほんの数ミリ広がると言う感覚を生み出すのかも知れません。

とにかく、何センチも「広がった」感がある時に、日本国内のみで流通(笑)する声が出来上がるのであります。

何故なら、先生方がその型であるからです。

そこを是正せぬ限り、国内では、永遠に、咽頭開き声が主流となり、正統がマイノリティーとなる構造のままであるに違いないと思います。

そう言う中、やはり、論より証拠が一番手っ取り早く、私は今後も、発信し続けて行きたいと思います。

自らの声をもって証明して行きます!


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