フランコ・ボルドーニは、黄金期に比べると現代的スタイルに近く、若い頃、それはボリューム感溢れる声(このスタイルの特徴)でしたが、少し息の太さが増して来ると、途端に揺れが大きく不安定になると言うリスクも大きいと思います。
批判としてでは無く、一つのスタイルとしての見方も面白いと思います。
更には、このスタイルが、もし、初期ベルカントの技法に回帰した現象であれば、本来のスタイルの限界を越えた演目による弊害かも知れない・・・?と考えるのも、面白いと思います。
熟年期の音源です
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黄金期からの変化
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