抽象度低い次元での物理的操作は、歌唱において、ほぼ有害です。
喉を開くやら、舌根を下げ、軟口蓋との距離を広げる!やら・・・。
必ず、抽象度高い表情、情緒に基づいた形である必要があり、そうでなければ、不自然にギクシャクしたものに成ります。
姿勢を良くするとは、どういう事か?
胸郭が持ち上がる、広がるとはどういう事か?
必ず、その先にある、抽象度高い世界での意味があるのです。
その意味こそが、発声の本質と言っても過言ではありません。
構造的には、単一としての意味同士の闘争なのです。
その意味を知らず、抽象度低い次元で、「発声はブレスに尽きる!」などと言っても、何の事か、言っている本人も良く解って無いでしょう。(笑)
結果の出ない経済学と、ホント、似ている!
さて、喉を開く事に関しても、抽象度高い視点に立てば、喉だけの問題では無い事に気付く筈です。
さて、本日の結論!
「発声とは、意味と意味とのぶつかり合いである」by Takashi Nagata
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物理的操作は有害
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