Quantcast
Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7755

決して顔を歪めては成らぬ!

$
0
0

ジェローム・ハインズの「四声論」の中に、「高音域で、決して顔を歪めては成らない!」と言及していた事が、今回の発見の大きなヒントに成りました。

歪めては成らぬ!と言われても、歪んでしまうのは、どうすれば良いの?

と、思われる方がいらっしゃると思います。

「歪めない!」と思って、歪んでしまうと言う事は、その思いだけでは、対応出来ないと言う事です。

さて、ここから先は、言う訳にはいきません。皆さん、御自分でお考え下さい。

ほんと、コロンブスの卵ではありませんが、思考の盲点と言いましょうか、メンタルの盲点を発見したのです。

結果として、顔が歪むと、必ずその歪みが声に顕れるのです。

では、何故歪むのでしょう?

そこを考えると、答えを導き出せるかも知れません。

これを理解すると、口を大きく開けねば成らない!やら、息はお腹に入れて支えねば成らない!などと言う、部分的、物理的操作が、如何に無意味なのかが、解ります。

無意味どころか、有害です。

従って、ジェローム・ハインズの「四声論」の内容も、結果としての現象として解釈する分には、なる程正しいと思いますが、動機として全て行おうとする事は、メンタル的な隙を作り出す事に成ってしまうでしょう。

その現象を生み出す為の動機は、もっと抽象度の高い処のものなのです。

詳しくはレッスンで教えていますが、これを知った生徒さんは、皆さん笑顔でレッスン終えて帰られます。

発想の転換ってやつですね。

ただし、エネルギーをかなり使うので、後から疲れが押し寄せます。

お大事に・・・。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7755

Trending Articles