ジェローム・ハインズの「四声論」の中に、「高音域で、決して顔を歪めては成らない!」と言及していた事が、今回の発見の大きなヒントに成りました。
歪めては成らぬ!と言われても、歪んでしまうのは、どうすれば良いの?
と、思われる方がいらっしゃると思います。
「歪めない!」と思って、歪んでしまうと言う事は、その思いだけでは、対応出来ないと言う事です。
さて、ここから先は、言う訳にはいきません。皆さん、御自分でお考え下さい。
ほんと、コロンブスの卵ではありませんが、思考の盲点と言いましょうか、メンタルの盲点を発見したのです。
結果として、顔が歪むと、必ずその歪みが声に顕れるのです。
では、何故歪むのでしょう?
そこを考えると、答えを導き出せるかも知れません。
これを理解すると、口を大きく開けねば成らない!やら、息はお腹に入れて支えねば成らない!などと言う、部分的、物理的操作が、如何に無意味なのかが、解ります。
無意味どころか、有害です。
従って、ジェローム・ハインズの「四声論」の内容も、結果としての現象として解釈する分には、なる程正しいと思いますが、動機として全て行おうとする事は、メンタル的な隙を作り出す事に成ってしまうでしょう。
その現象を生み出す為の動機は、もっと抽象度の高い処のものなのです。
詳しくはレッスンで教えていますが、これを知った生徒さんは、皆さん笑顔でレッスン終えて帰られます。
発想の転換ってやつですね。
ただし、エネルギーをかなり使うので、後から疲れが押し寄せます。
お大事に・・・。
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決して顔を歪めては成らぬ!
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