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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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常識内スパイラル

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度々持ち出す巷の発声!ゴメンね!

結局、和気あいあい出来る範囲内を「常識」とし、その範囲をはみ出さないように仕向けられた発声訓練が、巷の発声と言える。

その範囲外にある、あるいは、その範囲外を目指した発声では、何かと都合の悪い事が多いのである。

それを、「間違った」と一括りにし、長期訓練で、やっとこさ獲られる声を否定的に観る連中が、業界には、非常に多い。

この傾向からは、芯のある強さを象徴する声、特に威厳のある良いBassoは育たない事は、状況証拠が物語っている。

どうしても、軽い声の連中が、生き残り易い状況であり、特に深く明るい声を構築する事が社会的にも難しく成っている状況でもあるのだ。

私が達した声の領域を、抽象的に表現すれば、まさに「鬼の声」であり、そのメンタリティーに達せなければ、抽象度の低い所を、右往左往するばかりである。

脆弱だった、私の若い頃の声を知っている友人らは、現在の私の声に驚嘆し、さらに、ここ半年の声の変化にも、久々の生徒さんは驚いているのである。

少しばかり時間は掛かるが、日本人にも、この声は、構築可能であると、声を大にして言いたい。

そして、常識の外側に出て見れば、我々が、如何に洗脳されて居たかが理解出来るのである。

「間違った」と決め付ける根拠を問いただしてみれば、その化けの皮ははがされるであろう。
単なる全否定型のレッテル貼りである事は、私が実技で証明してみせる!

権威が足を引っ張る構図は、昔も今も存在する!


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