発声の極意として、「平常心」を保つ事を明らかにしたが、これには、落とし穴があり、力を息で逃がす事で、平常心を保つ事を選択してしまう事が挙げられる。
私のは、自らに負荷を架けて、尚かつ平常心を保つと言う、特殊な感覚の方である。
現代の、オペラ歌唱は、息で逃がす方に偏っているようであり、私は、それに一石を投じるものである。
肥大化した気息による声の隙間は、不安を生み出し、その連続により、日常生活への影響も充分に考えられるものである。
良きも、悪しきも、常用による影響がある事は、意外と皆、問題視しないが、関連性は必ず有ると思う。
大袈裟に言うと、ものの考え方や、感じ方にも影響が出て来るのでは無かろうか?
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平常心の落とし穴
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