差別化と言うと、すぐにレイシストと非難されそうですが(笑)。
良くないものと良いものを差別化出来るから、具体的に対処出来て、進歩出来ると言うものです。
悪くないものを誹謗中傷するのがいけないのだと思います。
もちろん、ジャンルによる違いはありますが、全てのジャンルが並列的に同等の価値があると考えるのも、難易度の観点で言うと多少の問題があります。
現代の声楽発声が、黄金期の発声に比べると劣化しているのは事実であり、それを、時代の流行りの違いだと言うのも、普遍的な声の機能や可能性の限界に対する冒涜でもあるのではと素直に思います。
流行りとは、集団が関与します!
周りと同じことをする安心感の中では、お互いに同じ様な盲点を持ち、気付かないと言う現象にも繋がるでしょう。
特に、門下生と言うコミュニティーはくせ者であり、師匠の盲点を受け継いでいるのです!
そう言う意味からも、師匠が、自らの盲点に徐々に気付き、構造を把握していき、構造その物が先生となる!と言う、師匠などと言う浪花節を越えた目線を持つことは、私の生徒さんの目線でもあると思います。
その事は私の誇りでもあります。
甘えから脱却する方法の一つでもあると思います。
ある意味、世の中の建前をそのまま受け入れる傾向がネックとなる場合が多いようです。