特に重めのテノールや、バスは大変です!
しかし、ここにきて、長年通って来られた生徒さん達!深いポジションで高音域に開通して来ましたよ!
昨日は2名高音域に繋がりました!
「こんなの、すぐに出来るわけが無いですよ!」と言っていました!(笑)
特にテノールはB♭が鬼門ですが、音が引っ込む事無く、他の音よりも響き渡っていました。
正しくB♭が出るとBの歌い方が分かってくるようです。
さて、そのB♭を朗々と伸ばせた時に、その結果とは裏腹に、「自分には全然響かない聴こえない!」との感想でした。
そこに、多くの学習者の落とし穴があるのです!
自分に良く聴こえる方向に仕向けるから、声が開いたり引っ込んだりすると言う事なのです!
ただし、体感的に声を支えるアッポッジョのバランスが整っていると言う感覚に特化する様です。
自分に良く聴こえるから良く出ている筈だ!と言う理屈は、根拠が不明どころか、本末が転倒!?しているのです。
要するに、力学的な構造を理解して、整える力量が無ければ、良く出る訳が無いと言う事なのでしょう。
その事を何よりも師匠が実践し、示す事が出来る必要があり、只知識として言うだけでは分からない事なのです!
昨日は特にその事を痛感した日に成りました。
師匠が進歩せずして、生徒の進歩も見込めない!
これに突きます!