進歩を阻むものの原因として、主従や因果の誤認があると思います。
何故誤認するのか?
それは、瞬間における自己満足を優先してしまうからです。
例えば、禁煙にチャレンジするも、喫煙の瞬間における快感を優先してしまうから、本来の目的が達成出来ないのです。
声楽においては、やはり発声の瞬間に、自分の耳に良く聴こえる事を優先してしまうことでしょう。
「自分の耳に良く聴こえるから、他人にも良く聴こえる筈だ!」と言う思い込みによるものです。
この段階では、自己満足のカラオケと何ら変わりありません。
要するに、酔える快感を第一に優先してしまうのです。
これは、未熟な段階で、誰でも経験する事です。
酔っていては、正確な仕事出来ないのです。
本当に上達する事が目的なのか、酔える事が目的なのか?
まずは目的に本気であるのか否か?
本気とは何か!?
そこら辺が隙だらけの場合が殆どでは無いでしょうか。
いくら計画を立てても、その通りに行く保証など何処にもありません。
やり方がまずければ、悪くなる分でも良くなる事はありませんね。
改良の過程では、自分の誤った選択を嫌と言う程突き付けられます。
大抵は、そこで嫌気がさして来ます。
瞬間の選択に、それが表れますね。
良かれと思って選択していた事が、良くないのですから、気分悪いですね。(笑)
本当に上達を目的とする事が大切な理由、分かりますか?
その気分悪い思いよりも、目的意識が強い場合、それに堪えられるのです。
後は、ステータスになっている事柄に、何らかの問題がある場合、それがネックになっている場合もあります。
因果や主従の曖昧な、夢のような概念である場合、関連性に関しての把握に、飛躍が加わり、瞬間に混乱が生じる場合も考えられます。
結果に対しては、必ず原因があります。
そこを解明し、改善する事が進歩すると言う事であり、それはエグい事でもあるのです。
恒常性との闘いですが、甘くありません。
一生頑張っても進歩しない事が多いのが現実であり、容赦ないのですから、如何に夢に溺れない事が重要であるかと言う事であり、現実認識の重要性と難しさを感じるのです。
目的の為に依存を克服出来るか?
進歩する為の必須条件として、そう思っていて間違いないでしょう。