声楽発声において、解るとは、パッサッジョ域から高音域にかけての道筋、感情の構造的体感を理解し、優れた再現性の基に整った声で歌える!と言う事であり、それ以下は、その為の前提条件を構築している段階に過ぎず、解ったとは言えない段階である!
低音域で、どんなに良い声であろうが、それは肝心な事では無いのである。
ここを勘違いすると、必ず歌えば歌う程崩れる!
要するに、厳しい言い方すれば、私(先生)の誘導で、どうやらこうやら出せている段階は、何も解っていないに等しいのである。
感覚的には、常識を逸脱したものなので、まず、理解への第一歩は、常識に縛られている脳から脱する必要がある。
それが、なかなか脱するのが難しいのだ。
母音の捉え方から違うのである!
とにかく、想定外にある感覚の世界である。
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「解る」と「解らぬ」の違い
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