これ、意味解っていない人が殆どでは無いでしょうか?
書道では、毛先が開いてしまうと言う事でしょうし、歯ブラシの毛先が開いてしまうのもいけません。
では、声が開くとは?
喉が開くと言う事と混同しやすいのですが、声が開くとは、声が空洞化する、隙が生まれる、ピントがボヤける、などの事です。
声が崩れる原因になる現象で、初めは大体パッサッジョ付近に出現します。
日本で教えられている発声には、その概念すら無く、崩れ切ってから気付くのです!
では、開かない声とは?
胸との連結が絶たれない、隙の無い、密度の高い声です。
要するに、立ちもどるべきハウスなのです。
その修正は、日々チェックして行く必要があり、その作業の無いメソッドは、潜りと言われても仕方ないと思います。
発声の権威は、その様な声の現象そのものに存在するのであり、そこから狂っていては、誤認の原因となると思います。
法則性そのものを観る姿勢!
これは、私の門下生に求める姿勢でもあります。