「世界の主流はモダン歌唱である!」と言う前提で考えると、それに従おうとするのは一般的であり、オペラ歌手!?としてギャラを稼ぐには無視できない事である。
しかし、昔の歌唱における声の方が、形がしっかりとした真にパワフルであり、形の美しさがあると認識すれば、それどころでは無く、探究したくなる人達は、存在する!
そのモチベーションは本能的な欲求であり、止めようが無いものである。本来人間の持つ、徹底的に探り出す能力がフルに働き出すと思われる。
あらゆる権威は分割化されており、物事の繋がりと言う広い視野に立ちづらい構造に成っている事も事実であり、「今更、そのような発掘などしなくても、既に完成され世界のマエストロは、その達人である!」と言う信仰がある以上、より良いものなど出来る筈は無く、それが間違いの元と成っている事を受け入れようともしないマインドも育成するのでは無かろうか。
演繹法にプライドを持っていると、帰納法で意外と論理的飛躍や無意識化(大した問題では無いと言う認識)により、事実誤認をもたらす事も充分考えられる、と言うより、それだらけでは無いのか?
様々な事が頭に過る今日この頃である。