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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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言語化と発声

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発声とは、異なるベクトルの集合体であり、そのバランスが肝に成る!
バランスが命なのに、人は言語化を尊ぶ。
言語とは同時に異なる事を行うには、有害にも成るのである。

言語化は、一元的であり、クローズアップ的である。

また発声は、言語化して行おうとすると、タイミングが図れない。

非言語的な抽象度の高いものの世界である。

自転車運転するのに、いちいち言語化しないであろう。
それと同じである。

良し悪しも、ほんの些細な違いによるのである。

声楽発声の最も厄介で重要なところは、その些細な違いが判るのか?と言う事である。

そして、言語ではない認識に立てるか?と言う事である。

それは、巷では「いい加減」と言う世界でもある。

完全に出来てから言語化するのなら良いが、大体は未熟者の段階で、言語化し、ある概念にしがみつこうとするのである。
それは、ただ目先の不安を紛らわす位の効果しかないのである。



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