特に日本人はシャイな人が多いので、笑顔が下手な人が多いと思われます。
この、笑い、喜びの感情は、特にパッサッジョ域から声圧が高まると同時に生じる「苦しみの感情」を打ち消してくれる、拮抗力として働いてくれます。
要するに、中音域、高音域で、泣きべそかいたような顔や、怯えたような顔になるのは、そのポジティブな感情が不足しているからなのです。
従って、「声帯の振動がどうたらこうたら」に、拘っているうちは、声の本質を捉える事は出来ないでしょう。
それは、あくまでも結果論に過ぎないのですから。
今回は、パッサッジョ域から強まる声圧に対し
感情は、どのような手段で挑めば良いのでしょうか?
それが課題なのです。