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Channel: Old school オペラ発声研究家 宮前区在住 永田孝志の日々
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自由と不自由

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声を自在に操る!と言う風な概念は良く言われていますよね。
これ、どういう事でしょうか?
何を自由化するのか?と言う、何を?と言う具体化が曖昧にされている気がします。

エントロピー増大の方向に自由化すると、声はコントロール下にはあらず、意に反して太く弛まって行きます。

そう!声は自由化してはいけないのです!

例えば、自転車などの車輪は、軸を止めつけて固定しているから安定した走行が出来るのです。
全部をフリーにして止めつけないでごらんなさいよ!
自転車では無く、ただの動けない塊に過ぎません。

そのような意味において、声を自由に!なんて、一見聞こえが良いのですが、トンでもない履き違えなのです。

声は、縛り付けてなんぼです!

これ、当たり前な話なんですが、世の中、酔狂紛いの理論が横行しています。
そこには、迷いしか生み出さないのです。

声がそのような性質があると言う事は、精神、感情、マインドなども、自由化し過ぎると、意に反して暴走し、右往左往すると言う事に成るのでしょう。順序や主従も減った暮れも無くなるでしょう。

掟、規律は大切だと言う事が、発声から理解出来て来ました。
それは、本当の自由には必須だと思います。

本物の理論か、酔狂理論か?それを見極めるのはあなた次第です!

声は道具であり、従である故に、従の勝手にさせてはならないのです!(笑)

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