これは、私が到達した境地による体感から理解した事があります。
それは、人前であがる緊張する事の心の正体です。
さて、「何」の緊張でしょうか?
それは、「逃げようとする緊張」だったのです。
だから、人前であがると声も開くのです!
逃げようとする緊張は、様々な弊害をもたらします。
逃げようとすると言う事は、現実を観ないようにし、それが意識の一貫性が途切れる原因でもあったのです。
現実から逃れようと、他の事を考えるのもその一つでは無いでしょうか?
歪んだ声の正体も、「逃げようとする力」によるものであったのです。
はい!それは、全て目に表れるのです!
自分の声を、目で観る事は出来ませんが、間接的に風景を一瞬の隙無く観続ける訓練は、太極拳のような訓練も良いのでは無いかと思われます。
今を見続ける訓練、今を見続ける力はやはりある程度必要なのです。
逃げようと緊張する事の手っ取り早い解決方法が、実際にその場から逃げる事です。
しかし、舞台に立つ限り、逃げられないから、逃げようとする緊張は、舞台にいる限り続くのです。
逆に、発声が上手く行く状況は、リラックスしている状況です。
それは、一瞬の隙も無いので、声の隙も生まないのです。
何と、そんな簡単な事に、何故気付かなかったのでしょうか?
普段から、逃げる瞬間を捉え、制御する訓練を工夫して考えて実行しましょう!
手っ取り早く逃げる先は?
酒場? 活字?局所?細部?趣味?ギャンブル?ニコチン?糖質?過去?(笑)
そう考えると、隙と言う概念は「刹那の逃げ」と言う事になるでしょう。
今回の動画は、そんな発見をもたらしてくれました。(笑)
フォーム至上主義が、硬直を生み出す理由もそこにあったのです!
その場合の硬直とは、フォームに拘ると言う逃げの力そのものであったのです。