テノールが、余りこれをやると、たちまち不具合ん起こしてしまうけど、バリトンに多いのが、パッサッジョから声を、質より量的に太くして、さも「情熱を注いでます!と言う所作で歌うパターンが殆どだと思われます。
いわゆる虚仮威し!
声の密度や、美しさより、気迫重視!やってます感満載の声!
もう、飽き飽きしています。(笑)
またあれか!と言う風に感じられている方も結構いらっしゃるのではと思います。
全世界的な傾向でもあり、オペラが面白く無くなった原因のひとつとも観てます。
あんな未熟な声で、猿芝居だったら、リアルな演劇や、映画観た方が良いわ!と思ってしまうのは、私だけでしょうか?
皆さん、パッサッジョから大口開けて頑張ってますが、あそこに行ってしまったら、後はその方向に増殖し、バランスが崩れる一方なんですわ!
だから、私の年齢にまだまだ及ばぬ段階でも、かなり劣化し不安定になるのです。
せめて、修正案としてだけでも、キューゾを含めたアッポッジョのバランス化の意味を知って頂きたく思います。
大きく見せる為の発声に、いい加減うんざりしている今日この頃です。
同じ分量で、体積を増やせば、中身は薄く成るのが世の常と言う事でしょう。
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虚仮威しの声
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