現在、少子化、デフレ不況もあいまって、音大も、様々な趣向を凝らし、生き残りを掛けた戦略を行っている?のかどうかは分からないが、かなり厳しい状況に成っている事は、間違い無い事実である。
音大の先生たる者が、自分の個人レッスンの生徒を音大に入れないと居辛くなるような話を良く聞く。
更に、学生の質、メンタルの問題であるが、自分に負荷が掛かる事に対する耐性が、年々弱く成っているのでは無かろうか?
失敗させないように、大人が先回りしてお膳立てして、「すごいよ!良くできたね!」って、当たり前な事を褒めすぎる事も、良くないのではと思う。
だから、少し大変な事があると、すぐに諦めモードとなる。
とてもじゃないけど、黄金期の発声など、年月掛けてやってやろう!などという強者は殆ど居ないのではないか!?
以前も経験があるが、私がちょっと厳しく追い詰めるレッスンしようものなら、プライドは傷付き、眼がそわそわし始めて、逃げ出したいオーラ満載と成り、二度と姿を表さないのである。
その程度の事で、テンパっていては、何をやっても続かないのである!
その点、アマチュアの人達は、変なプライドが無い人が多いので、そこら辺は強い人が比較的多い!
本気で悔しがり、立ち向かって来るのである。
これからのオペラ界、もし、そんなこんなで、浮き声、優声のオンパレードで、大した人材はめったに育たないとしたら、アマチュアの皆様!プロをしのぐ事を目標にしても、そう難しい事では無いかも知れませんぞ!?(笑)
私は、スーパーアマチュアを育てる事に情熱を感じ初めてます。
他の業界でもそうですが、専門の業界内は、その内部のドグマに染まる為に、返って外側から考察した人が、真実を見つけ出す事、多いですよね!
そうなると、専門家とは何ぞや?と言う、根本的な問題にぶち当たって、目覚め人が誕生するのです!(笑)
どうやら、今後のオペラ事情は見えて来たような気がします。
その他、音大卒などの声楽専門家路線の商売は、今後先細りとなる事は、目に見えているのである。
未来は暗いは、お金が無いは!
これはシャレに成らないのである!