ポップスの発声で、リップロールと言う訓練ありますよね!
あれ、よーく考えてみて下さい!
声の抵抗を唇で受け持ち、声門の抵抗を軽減させるのですが、実際に歌うとき、リップロールしないですよね!
そうすると、唇の抵抗でバランス取っていたものが、その抵抗を解除されてしまえば、どんな事が起こるのか?
少し考えれば解りますよね?
まあ、特にミックスボイスで歌うポップスでは、声を軽くする作用もあるのですが、オペラ歌手が下手にやると、アッポッジャーレ(声の寄り掛け)が弱いまま、息が出ようとするので、寄り声帯に負荷が掛かってしまうでしょう。
ロベルト・アラーニャ(テノール)も、リップロールやファルセットで練習している動画がありましたが、やはり、彼の声は、エッジが弱いです。
あれは、特殊な状況のみ有効な、危険な薬と言えるでしょう。