巷の発声の残念なところは、現象にとらわれて、形を見失っているところです。
そこには、長期に渡る明確な工程、行程がありません。
どうすれば、大きく響くのか?
どうすれば、楽に響かせられるのか?
どうすれば、軽やかに動けるのか?
まあ、精々、この現象を早急に追うばかりのメソッドに成っているのです。
これらは結果でしかありません。
それらを生み出す原因!即ち、奥に潜む形を把握する事が、大切となるわけです。
声楽の世界で、出世する!と言う結果は、本来なら、しっかりと安定した歌唱力が裏付けとなった社会現象なのです。
ぶれては成らないのが、形に立ち戻ると言う事だと思いますが、どうやら、その形が、どんなものなのか、全く不明である事が伺えるのです。
形とは、方法論そのものではありませんよ!(笑)
結果を追いかけ、形が崩れる事を、本末転倒と言うのでしょう。
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形VS現象
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